2025年11月 2日 (日)

BOTANの画像作成(Linuxのコマンドのみでの処理)

SatNOGSからダウンロードしたcsvデータで画像作成について、何人かの方が試行錯誤されています。
そこで私は、WindowsにLinux環境をインストールするWSLという機能を使用してWindowsパソコンにUbuntuの環境を構築して、Linuxにすでに組み込まれているコマンドで出来ないかを試みたところ、特定の1日(2025-10-29)のデータを抽出することで、次の画像を得ることが出来ました。(この前にLinuxパソコンでも途中まで試しましたが、Windowsパソコンに環境を作成できたので、そちらでの作業に移行しました。)

前提条件:画像番号「DC」、データ日付「2025-10-29」、ダウンロードしたファイル名「PHOX-2063-1951-4466-3756-3743-20251101T082921Z-week.csv」、出力する画像ファイル名称「BOTAN_20251101DC_20251029.jpg」

作成したシェル・スクリプト(BOTAN_DC_20251029.sh):
grep 03F042CCFFDC PHOX-2063-1951-4466-3756-3743-20251101T082921Z-week.csv | grep 2025-10-29 | cut --delimiter "|" --fields 2 | sort | uniq | cut --characters=45-166 | xxd -r -p > BOTAN_20251101DC_20251029.jpg

出来上がった画像:
Botan_20251101dc_20251029

上記スクリプトの画像番号、ファイル名等に該当する部分を修正すれば、他の画像番号、ファイル、日付での処理できると思います。複数の日付のデータを使いたい場合は、一工夫必要となります。

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2025年10月 3日 (金)

おもちゃの修理記録(118)ドキンちゃん(ゼンマイおもちゃ)

【不具合症状】
ゼンマイが巻けず、動かない。

【依頼症状の確認】
ゼンマイを巻いてみたが、空回りする。

【修理方法】
1 まず頭を開けようとしたが、接着剤が付いているようであった。隙間に精密ドライバーを差し込んで抉ったところ、隙間が少し開いた。
Dscn8298

2 さらに丁寧に抉ったところ、頭を外すことができた。頭は4つのほぞが嵌っていたが、いずれも接着剤が付いていて、ほぞ部分は折れてしまった。
Dscn8299

3 胴体も隙間を同様に抉ったところ、開いてきた。
Dscn8300

4 分解して部品を確認した。脚が小さなバネ(右下の腕の脇に見えるもの)で胴体に引っ張られていた。この小さな部品をなくさないように気を付けた。左下がゼンマイ部分。
Dscn8305

5 ゼンマイ部分もねじ止めではなく、嵌め込み式であった。ゼンマイを巻く軸が出ているカバーを最初に外すことにした。隙間に精密ドライバーを入れて抉ったところ、少し隙間が開いたので、慎重に外していった。
Dscn8311

6 ゼンマイを確認すると、逆回ししたと思われ、一部逆向きに回っていた。また、軸への固定部分が折れていた。
Dscn8312

7 折れた部分を取り除き、逆回りになっている部分を基に戻してから、先端を軸に固定した。右側に見えるのが、折れた先端部分である。
Dscn8313

8 ゼンマイを元通りにはめ直し、胴体に取り付けて上記3の写真の状態で動作させてみたが、前のめりにならないと動き出さないことがわかった。頭をテープで仮止めして、動くことを確認した。
Dscn8315

9 頭の接合(折れたほぞ)部分に少量の接着剤を付けて頭を固定し、修理を完了した。
Dscn8316

 

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おもちゃの修理記録(117)マジックハンド

【不具合症状】
引き金を引いても、マジックハンドが伸びない。

【依頼症状の確認】
引き金の動きも悪い。

【修理方法】
1 内部を開けると、マジックハンドの取り付け部分が折れていた。
Img_20250924101517697
Img_20250924101526506

2 折れた部分を合わせてプラリペアを盛りつけた。
Img_20250924102637701

3 一旦これで動くようになったが、何度か動かしていたところ、再び動かなくなった。
Img_20250924102947874

4 再度内部を確認したところ、同じ部分が外れていた。外れた部分をよく見ると、合わせ目に接着剤が付着していなかった。
Dscn8287

5 腕を外して割れた部分を再びプラリペアで接着した。今度は合わせ目にも接着剤を付けるとともに、腕がはまる側にもプラリペアを盛りつけて強度を保つようにした。
Dscn8291

6 接着剤が固まった後に組み直し、何度か動作させて再び壊れないことを確認して、修理を完了した。
Dscn8296
Dscn8297

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おもちゃの修理記録(116)ワンワンとウータン

【不具合症状】
右から2番目の扉が開かない。

【依頼症状の確認】
ボタンを押したりつまみを回したりすると、それぞれ扉が開いて人形が飛び出すはずが、右から2番目が動作しない。
Img_20250924100003970

【修理方法】
1 裏ブタを開けると、3番ボタンに繋がるレバーが割れていた。
Img_20250924103915059
Img_20250924104303963

2 レバーを取り外してプラリペアで接着して元に戻し、動作確認できたので、修理を完了した。
Img_20250924104958246

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2025年9月23日 (火)

おもちゃの修理記録(115)イワヤぬいぐるみ・犬

【不具合症状】
右前脚が折れて動かない。

Dscn8259

【依頼症状の確認】
手で探ると、右前脚は折れるか外れるかいずれかと思われた。首も折れていて動かず、鳴き声も出ない。

【修理方法】
1 着ぐるみを外したところ、右前脚は折れていなかった。首(赤丸)が折れているほか、何かの連接棒(青矢印)が折れていた。また、鳴き笛のふいご(黄丸)が破れていた。
Dscn8262

2 胴体右側のカバーを外したところ、首(青丸)と尾の連接棒(赤丸)の折れ、右前脚の留め(黄丸)の外れがあった。
Dscn8266

3 鳴き笛のふいごは破れがひどいため、全体を紙で覆い直した。
Dscn8268

4 首(青丸)と尾の連接棒(赤丸)はプラリペアで接着した。右前脚は元の位置に取り付け直した。
Dscn8269

5 鳴き笛のふいごを元に戻し、胴体のカバーを取り付けた。
Dscn8270

6 鳴き声が出ない時があるが、今まで鳴かなかったのが鳴くようになったのでよしとし、脚や頭の動作を確認して修理を完了した。
Dscn8285

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2025年9月19日 (金)

おもちゃの修理記録(114)はしご車

【不具合症状】
ボタンを押すと音が出て光るはずが、動かない。

【依頼症状の確認】
電池を確認したが、問題なかった。
Img_20250907103533475

【修理方法】
1 車体下を外したが、電池ボックスはきれいであり、スピーカーも動作した。
Img_20250907104224953

2 さらに内部を開けて基板を確認したところ、電池ボックスがはんだ付けされている部分がぐらぐらすることが分かった。
Img_20250907104858640

3 はんだを取り除いて電池ボックスを外したところ、取り付け部分のパターンが剥がれていた。
Img_20250907105743320

4 緑色の塗料を一部リューターで剥がしてから、電池ボックスの足を少し曲げて固定し、はんだ付けした。
Img_20250907110428093

5 動作することを確認し、修理を完了した。
Img_20250907110514560










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2025年9月 3日 (水)

おもちゃの修理記録(113)BIONIC SHARK

【不具合症状】
リモコンに反応しない。(他のドクターから引き継ぎ)

【依頼症状の確認】
本体(サメ)を水に浸けると目の部分のLEDが光るが、送信機のオンオフスイッチを押した後にレバーを動かしても反応しない。

Dscn8079

【修理方法】
1 電池の消耗等が疑われたので、本体(サメ)の電池(リチウムイオン電池)と送信機の電池(単三電池2本)の電圧等を確認したが、問題なかった。送信機の送信スイッチを押した時や本体のLEDが点灯している時にも電圧が下がるようなことはなかった。

2 本体は水に浸けることで動作するが、水に浸けた状態で確認作業はできないため、センサーを探したところ、下部にねじの先端のようなものが2つ出ていた。
Dscn8080

3 本体の内部を開けたところ、上記2のねじ2本に配線がされていた。
Dscn8086

4 このねじ2本が水に浸かった状態と同様の状態とするため、ねじを100kΩの抵抗で接続したところ、LEDが点灯した。
Dscn8087

5 本体の電源が入っている状態で送信機の電源スイッチを長押しやレバーを操作したところ、送信機中央の電源ボタンを押している間しかLEDが点灯しないことがほとんどであったが、何かの拍子に送信機のLEDが点灯したままとなり、その状態でレバーを動かすと一瞬プロペラが回転することがあった。何度か試していると、レバーを倒した時ではなくレバーが戻る時に一瞬動作することがわかった。
Sharktest1

6 上記5の状況から送信機に不具合があることが想定されたので、送信機の内部を開けた。
Dscn8088

7 防水カバーを外したところ、27.145MHzの水晶発振子の隣に基板を留めているねじが2本あった。
Dscn8089

8 上記7のねじ2本を外すと、基板が外れた。
Dscn8090

9 基板の裏面を観察したところ、中央のスイッチの脚のはんだ付けが「イモはんだ」となっていて、接続が不完全であった。
Dscn8094

10 上記9のスイッチの脚をきちんとはんだ付けし直したほか、全体を再はんだした。
Dscn8100

11 送信機中央のスイッチを長押しするとLEDが点灯したままとなり、本体を動作状態にするとスクリューが反応するようになった。
Dscn8102

12 本体を水に浸けた状態でも動作することを確認した。
Sharktest2

13 動作確認できたので、修理を完了した。
Dscn8103

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2025年8月26日 (火)

おもちゃの修理記録(112)ラジコン・ランボールギーニ

【不具合症状】
走行スピードが遅い。

【依頼症状の確認】
外部電源に接続して動作させたところ、通常走行では0.2A程度の電流であったが、時折遅くなると1.7Aの電流を消費していた。
Fast_0a2
Slow_1a7

【修理方法】
1 車体を留めている10本のねじは、頭が十字ではなく三角のものであったので、適合するドライバーを使って外した。
Dscn7953

2 内部は粉じんで汚れていた。木の葉も挟まっていた。
Dscn7955
Dscn7957

3 後輪とギア周辺を中心に掃除した。ギアボックスは隙間からCRCを注入した。
Dscn7958

4 動作確認し、修理を完了した。
Dscn7959

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おもちゃの修理記録(111)ティンカーベル人形

【不具合症状】
首が外れた。

【依頼症状の確認】
首が外れて、折れた留める部分が胴の中に残っていた。
Img_20250803105107629

【修理方法】
1 首を戻す支障になるので、胴の中に留まっている部分をピンセット等で取り出そうとしたが出せなかった。そこで、その部分に細いドリルで穴を開け、細い針金を通して引っ張り出すことにした。
Dscn7946

2 無事にその部分を引っ張り出せた。
Dscn7947

3 この部分を首の元の位置に固定できれば修理可能と考えた。
Dscn7948

4 取り出す際の穴は位置がずれていたので、中心に細いドリルで穴を開け直した。
Dscn7949

5 穴を開けたものを小さいねじで首の元の位置に留めた。
Dscn7950

6 首を元通りはめ込んで、修理を完了した。
Dscn7952

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おもちゃの修理記録(110)アンパンマン・レジスター

【不具合症状】
リーダーの配線が断線して動かない。

【依頼症状の確認】
依頼者ははんだごてを持っていないので、はんだ付けして欲しいとのことであった。

【修理方法】
1 リーダーを開けると、配線の一方が切れていた。
Img_20250803101317115
Img_20250803101515713

2 配線をはんだ付けした。
Img_20250803102143840

3 動作確認し、修理を完了した。
Img_20250803103940868

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