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2008年5月25日 (日)

CUTE-1.7+APDII、SEEDS、DELFI 、COMPASS(25)

CUTE-1.7+APDIIの受信が芳しくないなあと思っていた原因が、今朝10時のパスで判明しました。結論から先に言うと、衛星軌道要素の誤りでした。
10時台のパスでも、CUTE-1.7から受信開始しましたが、LOSまでの間、パケットを聴くことができず、あきらめてSEEDS2にアンテナを向け始めました。この時は、周波数補正がうまく動いていなかったので、周波数はCUTE-1.7のままでした。すると、FMで周波数ずれで受信しているようなパケット音が聞こえてきたので、受信機のダイヤルを調整すると、デコードされました。このときはデコードデータのコールサインを確認していなかったのですが、次第に弱くなってLOSしてしまった後に、SEEDS2の周波数に調整すると今度は別のパケット音が聞こえ、デコードデータを取得できました。
取得したデータをLOS後に確認すると、前半はCUTE、後半はSEEDSのコールサインとなっていたので、「?」と思い、衛星軌道要素を取得したCelestrakを確認すると、CubeSatsでは、CUTE-1.7+APDIIとCANX-2が入れ替わり、CUTE-1.7がObject L になっていました。Last 30 Day's LaunchesではCUTE-1.7はObject C となっており、SEEDS2に近いものとなっています。昨日衛星軌道要素を更新したのは、CubeSatsから取得したデータによることを思い出し、Last 30 Days' Launchesに入れ替えてからCUTEとSEEDSのAOS、LOS
を再計算すると、2つの衛星はそれほど差が無い結果となり、10時台のパスの状態を裏付けるものとなりました。
私は新CubeSatではWinorbを使用していますが、自動的に衛星軌道要素を更新するソフトでCelestrakからデータを取得しているもの(CALSAT99等)では、誤った軌道要素で計算されてしまう可能性があります。実際にCALSAT99で取得先をhttp://celestrak.com/NORAD/elements/cubesat.txtと設定しておいて軌道要素を取得すると、誤った方を取得してしまいました。
Celestrakの修正がなされれば、大丈夫と思います。

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