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2008年7月14日 (月)

AVRでTNC(3)

AVRでTNCは、前回から5ヶ月が経ってしまいました。この間にCUTE-1.7+APDIIが打ち上げられ、SRLLVer.2.0のモデム作成が各局でされているようです。
私としては、Ver.1.0をAVRでオリジナルプログラムで作成したので、Ver.2.0もAVRで対応するようよう検討中です。
現在の状況を少しずつですが、ここに記載しておこうと思います。

まず、モデム部分ですが、「AVRでTNC(2)」でモデムIC無しでの試行をしていましたが、とりあえず手持ちのTCM-3105を使用することとしました。これでうまくいったら、モデムIC無しの実験に移ろうと考えています。

次にVer.1.0と異なる部分にNRZI、32、64、96バイトの3種類のパケット長対応(スタートフラグによる判別)、スクランブル用テーブルの変更の3つがあります。

最初に、NRZIへの対応です。TCM3105のデモジュレート出力で1200Hzと2200HzはHIとLOWに対応するので、出力がHIからLOW又はLOWからHIに変化したときが0、変化ないときが1と判断できます。出力のHI-LOWの変化を検出するには、AVRではピン・チェンジ・インタラプトという割込み処理が利用できると考えています。HI-LOW変化のあったときの割込み処理で0をレジスタにセットし、タイマで1200分の1秒ごとに割込みをかけてこのレジスタの状態を読み、0の場合はレジスタ状態を読んだ後に1にセットするようにすれば、NRZIの論理出力が得られるはずです。

Nrzi

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