AVRでTNC(12)
8月17日の最後にATmega88の28ピンを40ピンに変換するアダプタについて書きましたが、これを本日作成し、Ver.1のTNCに組み込みました。アダプタにはISP(組み込んだままでプログラムの変更ができる仕組み)用の端子を取り付け、マイコンを外さなくても、内蔵プログラムが書き換えできるようにしました。
アダプタを作成して最初に組み込んだとき、パソコンのターミナルソフトに表示されるスタートメッセージがきちんと表示されなくなったため、配線を直したり悩んでいましたが、マイコンの設定を変更し、水晶発振器を使用するようにしたところ、問題なく表示されるようになりました。おそらく、内蔵発信器では周波数が安定しないことから、RS-232Cのクロックタイミングが合わなかったのではと推測しています。
また水晶発信器を使用した場合、サンプル音声等でのデコード率がよくなり、エラーデータが減少しました。モデムICレスのTNCは、内蔵発振器ではなく外付水晶発信器を使用し、周波数の安定を図る必要がありそうです。作成したICのアダプタと組み込んだ様子を掲載します。
左から、アダプタの裏面、表面、マイコンを差し込んだところです。これをVer.1のTNCに取り付けると次のようになります。
次回のSRLL受信が待ち望まれます。ただ、土日でないと受信できないので、チャンスは先になりそうです。それまでの間に、モデムICレスの受信専用機、送信機能(とはいってもAFSKなのでCUTE-1.7+APDIIのアップリンクには使えませんが)の追加とGMSKの対策を考えて行こうと思っています。
追伸:昨日今日とハムフェアでした。今日はあいにくの雨模様でしたが、他の方のブログによると、盛況であった様子がうかがえます。時間に都合がつけば、中須賀東大教授のお話等聴きに行きたかったです。
| 固定リンク
「ワンチップマイコン」カテゴリの記事
- 受信用TNCの製作(6)(2013.02.13)
- 受信用TNCの製作(5)(2012.12.03)
- 受信用TNCの製作(4)(2012.11.26)
- 受信用TNCの製作(3)(2012.11.25)
- 受信用TNCの製作(2)、XI-IV再び(85)(2012.11.25)
コメント