« 2008年12月 | トップページ | 2009年2月 »

2009年1月25日 (日)

New CubeSat(1)

23日に「いぶき」と一緒に打ち上げられた相乗り衛星7機のうち、CubeSat3機について、本日25日にパケットあるいはCWの受信をすることができました。
12時台にPRISMとKUKAIの子機のパケットを取得と、KISEKIのCWを受信(録音あり)、13時台にPRISMとKUKAIの親機のパケットを取得しました。データはそれぞれの連絡先にお送りし、丁寧なご返事をいただきました。
KAGAYAKIとSOHLA-1は、まだどこからも情報がないようですね。各ウェブサイトからも状況が伺われません。KAGAYAKIは地元の大学で開発した搭載機器が載っているので、運用の情報を早く知りたいと思っていますが、その大学のウェブにもあまり情報がなく、問い合わせ先も見つけることができていません。
しかし、CubeSatでお宇宙がずいぶんにぎやかになりました。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2009年1月12日 (月)

XI-IV再び(29)

本日は久々にCUTE-IのSRLL1.0を受信しました。2年ぶりくらいかと思います。

[2009/01/12 17:21:00R] 01 A5 93 25 D7 1D EF EF AA 09 03 51 00 00 78 8B 75 89 A5 97 72 3B 8A 1D 71 8A 63 7B 76 70 7E 00 E5 0A E5 0A 00 0D
(途中略)
[2009/01/12 17:25:08R] 01 A5 9C D5 53 1D EF EF AA 09 03 38 00 00 7A 8A 77 8A A3 8A 8F 3D A1 8F 74 8A 64 78 7C 73 7E 00 4C 6A 4C 6A 05 0D

また、年末年始で取得したXI-IV画像を2枚掲載します。

撮影推定日時:2008年12月14日 17時25分09秒JST
Xiiv_081230_1732_rom1_2

撮影推定日時:2008年12月30日 17時09分29秒JST
Xiiv_090107_1806_rom1

1枚目の方は、陸地のようなものが見えるように思えますが、いかがでしょうか。

ところで、今朝のCUTE-1.7+APDIIパスでヘッドフォン出力にモデムICなしのTNCを接続して実験してみましたが、やはり正しいデータは得られませんでした。
[2009/01/12 10:27:02R] ・jイ41・チハト己[]X・x1皖V・1チエ榛駈
g櫤窶」 プ厓」多8オフ悶イ・ァスRaC・゚Ⅲ

TCM3105使用のTNCは、順調にデコードできていました。
[2009/01/12 10:27:02R] JQ1YCZ0JQ1YTC0ー yy8 U '・ィャ%"cl ャ7+                          ・・

入力バッファアンプの歪は入力レベルが高すぎたのも一つの原因でしたが、アンプの設計自体も要検討と思われます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年1月11日 (日)

AVR実験室(7)

本日20時56分JSTからのCUTE-1.7+APDIIパスで、TCM3105使用のTNCとモデムICなしTNCの両方でSRLLの受信実験を行いました。
TCM3105の方は順調にデコードできましたが、モデムICなしの方はバイト長が一致するフレームは1つ出力されだけ、しかもCRC一致せずという状況で、正しいデータは得られませんでした。

TCM3105使用TNC
[2009/01/11 21:01:43R] 4A 51 31 59 43 5A 30 4A 51 31 59 54 43 30 07 D0 41 43 4B 20 52 58 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 41 2A 41 2A 00 0D

モデムICなしTNC
[2009/01/11 21:01:43R] F3 18 15 EC 7C DD 48 41 14 FF A2 85 75 85 96 B0 9F 23 0E 50 D1 EE 08 1C C7 73 86 E0 C1 75 AA 37 4F 84 CD 4F 70 B1 13 F1 F6 D8 49 B2 18 B9 54 F9 8E B4 0C 5D C3 EE 6C 29 26 EC 81 15 7A 4D 1D 73 74 73 C5 F8 46 0D

信号入力を受信機のTNC接続端子としたため、おそらくはレベル不足であったことが原因の一つと思われます。明日の午前のパスでは、ヘッドフォン端子等の大きな出力が得られるところから、信号入力へ接続してみようと考えています。
また、2、3日前にトランジスタ一石の入力アンプを追加した実験では、アンプの出力が歪んでしまうことにより、全くデコードできなかったのですが、もしかすると入力レベルが高すぎて歪んでいたのかもしれないと思い当たったので、再度入力アンプの実験をしてみる予定です。
なかなか思ったようにはすすみませんが、少しずつ先に進めていきたいと思っています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年1月 6日 (火)

AVR実験室(6)

1月5日の報告のとおり、モデムICなしSRLL用TNC改め、モデムICレスSRLLデコーダは、何とか目処がついたと考えています。これについては、基板設計に進めたいと考えています。現在の実験では、ブレッドボードに組んでいるため、ノイズ等の影響が大きいように感じています。基板作成の状況については、別途報告していきたいと思います。基板設計には、モデムICありのTNC作成時に使用した、eagleを使用する予定です。

・ AVRマイコンの情報について

さて、私がAVRマイコンを選択した理由として、以前にも書きましたが、あまり使っている人がいないということがあり、(特に日本語の)情報が少ない状況です。初期のAVRファミリであるAT90S1200というマイコンについては、「マイクロコントローラAVR入門」(2001年9月発行、品切れ絶版)という本が出版されていました。SRLL1.0で私が使用したAT90S8515については、この本とアトメル社のウェブサイトから仕様説明書(英語版)をダウンロード及びプリントアウトして、いろいろと試行錯誤しました。今回使用したATmega88については、CQ出版社から2006年4月に発行された「AVRマイコン・リファレンスブック」を基本に、これでよくわからない部分はアトメル社のウェブサイトからダウンロードした仕様説明書(英語版)の必要部分を印刷して、参考としました。「AVRマイコン・リファレンスブック」は、現時点で一番詳細なAVRの参考書と思います。また、「試しながら学ぶAVR入門」(2008年5月発行)も出版されています。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2009年1月 5日 (月)

AVR実験室(5)

モデムICなしのSRLLデコードで、入力にトランジスタ1石のバッファアンプを追加して実験してみましたが、データが全く得られずでした。デジタルマルチメータでAC電圧を測定すると、入力電圧に比べて出力電圧は高く、増幅はされているようでしたが、いろいろ試してもうまくいきませんでした。
その代りに、入力のカップリングコンデンサの容量を0.1uFから0.047uFに変更してみたところ、デコード率が上がりました。しかし、0.01uFにすると、全くデコードされなくなりました。回路図を見直したところ、直後に半固定抵抗の両端が+5VとGND間に接続され、その可変入力にカップリングコンデンサを通して音声信号を入力しているため、コンデンサと抵抗でHPFを形成し、0.01uFの場合はBell202の音声周波数をカットしてしまうようです。
0.047uFに変更した回路では、22回の音声入力のうち10回がCRCも一致する正しいデータを得ることができました。

[2009/01/04 21:18:49R] JQ1YCZ0JQ1YTC0".pネi      OK                               1・・

[2009/01/04 21:18:49R] 4A 51 31 59 43 5A 30 4A 51 31 59 54 43 30 12 F3 8E 22 2E 19 70 C8 0F 69 00 06 00 00 00 00 00 4F 4B 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 31 81 31 81 01 0D

また、96バイト信号についても試してみたところ、21回中14回がCRC一致の正しいデータでした。

[2009/01/04 21:21:39R] JQ1YCZ0JQ1YTC0P.!*p・i     
・  凍ヘ臆k ク
( ワタタチチTヨチケヨロリル`R・゚゚ン゙モヤモヤ       € XXX ◎◎>

[2009/01/04 21:21:39R] 4A 51 31 59 43 5A 30 4A 51 31 59 54 43 30 50 17 2E 21 2A 18 70 88 0F 69 00 06 00 00 00 00 00 0D 89 00 00 93 80 CD FF 89 B0 6B 00 02 B8 0A 28 00 03 02 06 02 DC 01 C0 C0 C1 C1 01 54 F3 47 F8 D2 D6 C1 B9 D6 DB D8 D9 60 52 8C 39 DF DF DD DE D3 D4 D3 D4 00 00 00 00 00 00 00 80 00 58 58 58 00 81 9D 81 9D 3E 0D

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年1月 1日 (木)

AVR実験室(4)

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

前回、モデムICなしのTNCで受信データの一部をデコードできた旨報告しましたが、本日は、データ入力部分の回路にRCローパスフィルター(抵抗とコンデンサで構成したフィルター)を追加して、入力信号のレベルを上げて、36回繰り返してデコードを試みたところ、3回目と27回目の2回、コールサイン部分が正しいデータを得ることができました。

[2009/01/01 20:47:10R] ~e {
0j遡TS3モセb BリA(2 1@・ "  x8!1ー !( (!(( 8 ( 0ケカ適
[2009/01/01 20:47:11R] bュユ嘱jーp*・、Xメbャ・簒Zソヨ .;レLム・混pカzワ・Xヤ・ァ0x.F.Dpq荿!ワ
[2009/01/01 20:47:13R] JQ1YCZ0JQ1YTC0".pネi      OK                       @   @!゛滴
(途中省略)
[2009/01/01 20:47:43R] cィチO
ーr(・4@ミb,惚KgRヴ。セウトルキフ$レカワッT・?ァ0}x6R察烱瘍荿ア念H
[2009/01/01 20:47:44R] JQ1YCZ0JQ1YTC0".pネi      OK                               1・・
(以下省略)

正しくデコードできた部分のバイナリ表示データは、次のとおりです。

[2009/01/01 20:47:13R] 4A 51 31 59 43 5A 30 4A 51 31 59 54 43 30 12 F3 8E 22 2E 19 70 C8 0F 69 00 06 00 00 00 00 00 4F 4B 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 10 00 10 00 00 00 00 00 00 00 40 00 00 00 40 21 81 4A 93 48 0D
[2009/01/01 20:47:44R] 4A 51 31 59 43 5A 30 4A 51 31 59 54 43 30 12 F3 8E 22 2E 19 70 C8 0F 69 00 06 00 00 00 00 00 4F 4B 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 31 81 31 81 1A 0D

このうち、後のデータは、CRC(緑色表示の部分)が一致しているので、正しいデータが得られていることになります。今までの試行錯誤の状況からすると、入力信号のレベルが不十分であるように思われます。入力にバッファアンプを追加する必要がありそうです。どのようなものにするか、検討していきたいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2008年12月 | トップページ | 2009年2月 »