AVR実験室(15)
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ワンチップマイコンについては、直近の4月4日の記事から4ヶ月が過ぎてしまいました。そのときには、「次回は、プログラムの中で使用されている命令を説明したいと思います。」と書きましたが、今回は先日ウェブで見つけたブロック崩しゲーム(ブレークアウトゲーム)を実験してみましたので、その様子を報告します。
元々は「PICマイコン応用ハンドブック」に掲載されていたPIC用のゲームをAVRで実現できないかと考えていたのですが、すでにAVR(AT90S2313)へ移植されていたのをウェブで見つけましたので、それをさらにATtiny2313に対応する修正をして、手元の部品でブレッドボード上に組み、テレビのビデオ入力端子に接続してみました。AT90S2313はクロック発振器を外付けにする必要があるのに対して、ATtiny2313はRCオシレータを内蔵している点が大きな違いです。ATtiny2313を使用するに当たっては、RCオシレータの発振周波数を4MHzとして分周1/8をしないように設定しました。次の写真の左がブレッドボード上に組み立てた状態、右がゲームを表示したテレビ画面です。テレビ画面は縦の直線が波打っていますが、これはビデオ出力をシールド線で接続していないことが大きな原因と思われます。回路を基板に組み上げてきちんと配線すれば、もっときれいな表示となると思います。
ワンチップマイコン1つだけでこのようなゲームができることに感動です。応用としては、無線リグの周波数やパケットの受信データ等をテレビ画面で表示することも考えられますが、なかなか難しいように感じています。まずは今回参考とさせていただいたプログラムをハッキングして、テレビ画面への表示のノウハウを知りたいと考えています。
参考にしたウェブサイト:http://homepage2.nifty.com/SEIDENSYA/index.htm
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