AVR実験室(17)
2010年12月31日以降掲載しませんでしたが、モデムICなしのTNC実験を継続していました。現在はSRLL用ではなく、AX.25のデコードに挑戦しています。SRLL用は東工大のCubeSatであるCUTE-1.7+APDIIがSRLL運用を再開するまで、一旦お休みとしました。SRLLの方がエラー訂正機能が強力であるため、正常にデコードできつつありましたが、AX.25はなかなかうまくいきませんでした。しかし、ワンチップマイコンのコンパレータ入力の前に、OPアンプの代わりとしてNJM386という簡易オーディオアンプ用ICでプリアンプを入れ、SoftOscillo2というパソコンをオシロスコープ代わりにするソフトでレベルを調整してみたところ、確率は低いのですが、デコードできるようになってきました。
そして、XI-IVの受信時に、TNC-22によるデータ取得と同時にこのモデムICなしのTNCで受信実験をしてみました。
結果、わずか8パケットではありますが、正常データが取得でき、取得データのデータ形式をTNC-22のものに合わせる加工をしたところ、ImageDecoderにより画像化することができました。次の画像が取得した8パケット(全体のデータの1%程度ですが)により作成できたものです。左が補正前、右が補正後のものです。
ようやく実現に0.1歩位近づけたように感じます。実験の詳細は、日を改めて掲載したいと思います。
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