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2012年1月10日 (火)

AVR実験室(34)

7 電源

ワンチップマイコンを使用する場合、電源は5Vが多いようです。この実験を始めた最初に、5VAVアダプタを使用していたのですが、まったくデコードできない状況でした。最初はトランジスタ1石のプリアンプを試していたので、トランジスタ技術20068月号の付録となっていた”SoftOscillo”というパソコンをオシロスコープとして使用するソフトで、そのアンプ前後で音声信号を確認したところ、スイッチングノイズが音声信号に載ってしまっていました。そこで、これ以降は電源をニッケル水素電池4本の4.8Vとして、実験を続けていました。そして、AVRマイコンのシステムクロックは16MHz動作としていました。

最終的には電池本数を減らすため、アルカリ乾電池2本の3Vとし、オペアンプも3V動作するものを選びました。

なお、4.8V動作時に比べて、3Vにした後の方が、デコード率がよくなったように思われます。これは、6で説明したAVRマイコンのアナログコンパレータの閾値40mV5V動作の時の値であるため、電源電圧が下がることによりこの閾値も下がり、ゼロクロス検出の(時間的)誤差が少なくなったのが原因と思います。

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