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2014年4月 6日 (日)

ARTSAT1:INVADER=CO-77(3)

INVADER衛星の各種機能実現手法
本日のINVADER衛星の午後パスでは、衛星から数値の読み上げをする音声がFMで聞くことができました。この数値はテレメトリデータとしてパケットで送信されている各部(パケットでは16個あります。)の電流値を、音声で読み上げたものです。詳細は多摩美大のウェブサイトのInvaderVM-テレメトリ読み上げを参照してください。
ここ数日のデジトーカによる音声送信は、あらかじめINVADER衛星に組み込まれていたプログラムではなく、VM(仮想マシン)に用意されたさまざまな機能(API)を組み合わせて実行するプログラムを地上から衛星にアップロードし、それを実行したものです。つまり、APIに用意されている範囲内という制約はありますが、衛星を打ち上げた後に地上で開発したプログラムを実行させることが可能となっています。パソコンのプログラムでも、C#やJAVAなどは用意された関数を組み合わせることで効率よく開発できますが、これと似たようなものと考えられます。
プログラムのアップロード前には、地上にあるINVADER衛星と同じ開発用の衛星でプログラムを実行させ、動作の検証をしています。
アップロード可能なプログラムは、あまり大きなものは無理ですが、当初は衛星に組み込まれていない機能を実現する方法として、注目に値するものと思います。

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