ARTSAT1:INVADER=CO-77(4)
ARTSAT1:INVADERが打ち上げられてから、3か月が経ちました。今まで自分で取得した衛星の各部の温度などのデータがある程度まとまり、グラフにしましたので、ここに披露します。自分なりにデータの種類を9種類に分類したのですが、そのうちの2つ、太陽電池の温度とジャイロの値について、掲載します。
1つ目は太陽電池の温度です。
「20140531SCTemp.pdf」をダウンロード
各面の温度は、+20℃から-10℃の間に収まっています。
全日照になってから、高めになっているようです。
2つ目はジャイロの値です。
「20140531Gyro.pdf」をダウンロード
打上げ当初は衛星の回転が一方向に偏っていたようですが、次第に各軸の回転が平衡してきたようです。そのため、当初は受信できないときは連続して受信できないという状況でしたが、次第に受信できるときとできないときが平均するようになってきたと感じられます。
多くのアマチュア局が収集した同様のデータが、「ARTSAT API」を利用して、インターネット上で利用できるようになっていますので、上に紹介したグラフはもっと詳細なデータから作成できることと思います。また、それ以外には様々な芸術作品の原料として利用できることと考えています。
そして、今までのINVADERのデータを利用した芸術作品の展示が6月7日(土)から8月31日(日)にかけて、東京都現代美術館の「ミッション[宇宙×芸術]-コスモロジーを超えて」という展示会で展示されるとのことです。衛星芸術がどのようなものに表現されるのか、楽しみです。
INVADERの大気圏再突入見込みは、7月中という予想がされているようですが、上記展示の真っ最中になります。ARTSATの展示は、開催期間中のINVADERからのデータを随時反映して、変化していくものとのことですが、大気圏再突入の時にはどのような表現がされるものなのでしょうか。
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