ARTSAT2: DESPATCH (2)
9月18日付で掲載したDESPATCHの軌道情報を得る方法が拡張され、観測者の位置を入力すると可視パスの情報が表示される「Tracking despatch」というウェブ情報が公開されました。(http://api.artsat.jp/pass/)
このページの基となっているWeb APIから指定日時以降の直近のパスとその次のパスの情報を表示するプログラム「DESPATCHpass」を試作しましたので、紹介します。
1 このプログラムの実行には、「Microsoft .NET Framework4」がインストールされているほか、「Json.NET」(http://json.codeplex.com/)に含まれているJson.NET(Newtonsoft.Json.dll)というライブラリが必要です。
2 ここ(「DESPATCHpass.zip」をダウンロード)から取得したZIPファイルを解凍し、フォルダの中身すべてを適当なフォルダに保存します。この中には上記1のJson.NETも含まれています。
3 保存したDESPATCHpass.exeをダブルクリックします。
4 すると、下記掲載の一つ目の画像のような画面が開きます。
5 可視時間を求める開始時刻を「UTC」の欄に入力すると、すぐ右の欄にUTCをUNIX Timeに変換した値が表示されます。
6 続いて、観測者の位置(緯度、経度、高度)を「Latitude」(緯度)、「Longitude」(経度)、「Altitude」(高度)にそれぞれ入力します。なお、このエリアの右端にある「Save」ボタンをクリックすると、入力した観測者の位置が保存され、次回以降の起動時に初期値として読み込まれます。
7 左よりの「Get Data」ボタンをクリックすると、下にある「1st Pass」には指定日時直後の最初のパス、「2nd Paa」の2回目のパスについての情報が、それぞれ左から「AOS」「TCA」「LOS」について、APIから取得したデータが下記掲載の二つ目の画像のように表示されます。なお、ボタンをクリックすると、ウィルス対策ソフトのブロック表示がされる場合がありますので、一時的にでもインターネットへの接続を許可します。最初の実行時にはプログラムの反応が無くなる場合がありますが、しばらく待つとウィルス対策ソフトのブロックが表示されると思います。エラー表示でプログラムが終了してしまった場合は、再度起動して試してください。
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