ARTSAT2: DESPATCH (8) Voice from the Space
多摩美術大学の深宇宙吟遊詩人「DESPATCH」は現在地球から100万キロメートル以上の位置まで達しましたが、まだ電波送信は継続中であり、大規模なアンテナ「ビッグガン」を備えた海外のアマチュア無線局による受信レポートが続いているとのことです。
私も自ら受信に挑戦しましたが、初日にモールスの断片らしきものが聞こえたまででした。しかし、その際に録音していた音声ファイルにフィルターをかけて聞きなおしたところ、DESPATCHのコールサインである「JQ1ZNN」を聞き取ることができました。地球からの距離は約11万キロメートル、地球から月までの距離の三分の一程度ですが、自分の設備でこれだけ遠距離の信号を捕らえられたことに、とても満足しています。
コールサインの受信日時は、2014年12月3日20時05分58秒(信号の送信開始時刻:日本時間)で、それに続くAS1の一部もかろうじて判別できました。下にフィルター処理前と処理後の音声ファイルを掲載します。処理前の音声ではほとんどモールスが聞き取れないと思いますが、処理後にはかすかに聞き取れると思います。なお、聞き取るには、高音特性のあまりよくないヘッドフォンが適しているように感じました。
「JQ1ZNN_Filtered_short.wav」をダウンロード
「JQ1ZNN_noFilter_short.wav」をダウンロード
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コメント
こくばんは
先日は、いろいろありがとうございました。
フィルターの件は、顕著に聞こえますね。
私は、ノイズの周波数が中高音域なので、CWは600Hz以下の中低音で聞いています。
こうするとフィルターなしでも聞こえます。
下記はフィルターなしです。
http://www.ne.jp/asahi/ja1cpa/ja1cpa/newpage090729.html
ご参考までに。
投稿: ja1cpa | 2014年12月 9日 (火) 17時23分
コメントありがとうございます。CW音声拝聴しました。たしかにこれだとよくわかります。大変参考になります。ありがとうございます。
投稿: ji1izr | 2014年12月 9日 (火) 21時56分
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投稿: Edit My Thesis | 2017年2月23日 (木) 22時43分