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2023年3月13日 (月)

おもちゃの修理(番外編)目覚まし時計

おもちゃではありませんが、自分の持っている目覚まし時計を2台修理したので、紹介します。
どちらも急に動作しなくなったもので、いずれも同様の部分が原因でした。そのうちの2台目の修理状況を以下に記載します。

【不具合症状】
今まで正常に時を刻んでいた時計が、落したりしたわけではないのに、急に動作しなくなった。
Dscn2202

【原因究明と修理方法】
1 裏蓋のねじ3つを外して、裏蓋を外してから表部分を分解した。表正面の黒い枠は強く引くと外れた。その下にある透明なカバーは、アラーム設定針を回すための機構も兼ねていたので、上部にあるバネ(赤い部分)を外してから、外周の爪4か所(青い部分)を外した後、秒針、分針、時針を外した。なお、文字盤(裏側で爪で固定されていたほか、両面テープで一部固定されていた)も外して、次の2で機構部分を留めてある爪を外すための穴が見えるようにした。
Dscn2199

2 ブザーの配線(赤い部分)のはんだ付けを外してから、機構部分の大きな爪1つ(黄色い部分)を外し、表から上記1で外した文字盤の下にあった穴から機構部分の小さな爪2つ(オレンジ色の部分、写真では隠れて見えない)を外した。これで機構部分がケースから分離される。
Dscn2195

3 機構を覆っている黒いカバーを外すと、基板と歯車が見えた。歯車は載っているだけなので、外れて状態がわからなくならないように、カバーを外すときには裏返さないなど慎重に作業する必要がある。
Dscn2200

4 3の写真の基板の右下部分、電池のマイナス側端子が接続されていたパターンをよく見ると傷があるのよう見えたので、その部分の被膜を剥がしたところ、パターンの幅が変化している部分3か所(赤丸のくびれの部分)にひびがあり、テスターで測定すると導通がなかった。
Dscn2200_2

5 この部分に細い銅線を当ててはんだ付けした。
Dscn2201_2

6 はんだ付け後にテスターで導通を確認した。
Dscn2201

7 機構部分の黒いカバーを取り付け、機構部分をケースに取り付けし、ブザーの配線をもとどおりはんだ付けし、外した針などをきちんとアラームが設定時刻に動作するよう確認しながら、すべて組み立てた。電池を入れ、動作確認し、修理を完了した。
Dscn2202

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