おもちゃの修理記録(32)スペシャル・パワー・ライト
【不具合症状】
ライトが光らない。(他のドクターから引き継ぎ)
【依頼症状の確認】
他のドクターから引き継いだ時点でケースが開けてあったが、中の基板が割れていた。なお、ねじがかかる部分が三角形であったため、特殊なドライバーを使用してケースを開けた。
【修理方法】
1 押しボタンスイッチ部分のゴムを取り外し、基板への配線と発光ダイオード、電源スイッチのはんだ付けを取り除いて外し、ICなどが載った基板だけにした。当初2つに割れていた基板は、詳細を確認したところ、基板が接点になっているスイッチの接触部分も割れ、実際には大きく3つに割れていた。そのため、基板と同じ大きさと形の銅板を切り出し、その上に基板を貼り付けた上で修理することとした。
2 切り出した銅板にねじ穴などの位置に穴を開けておき、その上にエポキシ系の強力接着剤で基板を貼り付け、メガネクリップで留めて固まるまで一晩置いた。
3 基板がしっかり貼り付けられたことを確認した後、ねじや部品が通る穴にはみ出した接着剤をドリルなどで取り除いた。部品の穴の周囲は短絡しないよう銅板を削った。
4 割れて切断された配線は、細い線材をはんだ付けして再配線した。
5 発光ダイオードと電源スイッチ、電池への配線を元通りにはんだ付けし、押しボタンスイッチを元通りにした。
6 上記5の状態で発光ダイオードが点灯することが確認できたが、電源スイッチのカバーに掛かるノブの部分が弱っていて折れてしまった。
7 スイッチの折れたノブを接着するなど修復を試みたが、スライドする力に耐えられず再び折れてしまうので、同じ大きさのスライドスイッチを入手して、交換することとした。
8 入手した新しいスイッチの端子を、元のスイッチの形に合わせて加工した。
9 加工したスイッチを基板にはんだ付けして取り付け、動作することを確認した。
10 このおもちゃは、NHKの「おかあさんといっしょ」の2023年の公開ステージ参加者に配られたもののようであり、押しボタンを押す度に明かりの色が6色に変わった。
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