おもちゃの修理記録(37)プラレール(ゴードン)
【不具合症状】
動かない。連結部の配線が切れている。テンダー車の連結器取付部分が折れている。
【依頼症状の確認】
配線が切断されていることと折れた取付部分の破片があることを確認した。
【修理方法】
1 テンダー車の裏蓋を外し、折れた部分をプラリペアで接着及び補修した。プラリペアが固まった後、ねじ穴を開け直した。
【補修前】
【補修後】
2 機関車の裏蓋の取付ねじを外していったが、過去に修理を試みたためか、うち1本がドライバーに掛からなくなってしまっていた。そのため、ハンドルに固定したドリルを使用して、慎重にねじの頭を削って取り除いた。
3 ねじが留まる台座がもろくなって折れたり欠けたりしたため、プラリペアで接着・補修した。プラリペアが固まってからモーター部分が入るように、リューターややすりで削って整形した。
4 取り外したモーターの動作確認をしたところ、電池を繋いでも動かなかった。スイッチをテスターで確認したところ接触はあったため、モーターの不具合と判断した。
5 モーターを取り外して分解したところ、整流子がグリスなどで黒く汚れていた。
6 綿棒に清掃用アルコールを付けて拭き、接点をきれいにした。
7 モーター部を組み上げ、切断されていた配線を必要な長さのものと交換した。
8 連結器の覆いの中をくぐらせてから、テンダー車へ配線した。
9 車輪を元通りに取り付けた。歯車のない車輪は、小さい方を中央に取り付けないと、中央に付けた車輪が歯車の付いた車輪にぶつかってしまうので、注意が必要である。
10 動作確認して、修理を完了した。
最近のコメント