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2024年4月15日 (月)

おもちゃの修理記録(53)ロンドンバス

【不具合症状】
電池を入れたままにしておいたら、動かなくなった。

【依頼症状の確認】
電池ケース内が液漏れのため汚れており、電池の接点が錆びていた。リューターで磨いたが動作しなかったため、液漏れにより内部の配線等に影響が出ていると考えられた。
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【修理方法】
1 留めねじをすべて外したが、バンパー部分や車体中央部付近が開かなかった。隠しねじを疑って飾りシールを一部剝がしたが、ねじは見つからなかった。
Dscn5032

2 バンパー部分が特に強固に止まっているようであったため、車体裏側とバンパーが接している部分を丹念に観察したところ、接着剤らしきものが付着しているように見えた。前後のバンパーの一部(黄丸)をリューターで少しずつ削ったところ、やっと本体を開けることが出来た。
Dscn5034
Dscn5035

3 内部を確認したところ、電池ケースからの配線が液漏れによって腐食し、切れていた。このビニール線は中の銅線部分が酸化してはんだ付けできなかったため、新しいものと交換した。また、スピーカーからの配線も同様に劣化していたので、交換した。
Dscn5037

4 上記3の配線交換前に電池ボックスの接点を取り外し、リューター等で磨いてきれいにして取り付けた。
(取り外し直後)
Dscn5038

(手入れ後)
Dscn5039

5 配線の交換、接点の洗浄により動作するようになったことを確認できたので、組み直した。組み直しにあたっては、本来バンパーは車体を組み上げてからはめて止めるようになっていたが、接着剤でバンパーの半分が車体に付いたままであるので、はめ込むのが非常に困難を極めた。
Dscn5043

6 なお、上記2のとおりバンパーが接着されていたこと、上記3の配線が基板に表示がある表からではなく裏面に直接はんだ付けされていたことから、このおもちゃは一度修理がされていたものと推察される。


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