おもちゃの修理記録(124:番外編)電波掛け時計
おもちゃではないので、番外編で掲載します。
【不具合症状】
電池が液もれして動かなくなった。
【依頼症状の確認】
電池ボックスとケースの隙間に液もれの跡が見られた。
【修理方法】
1 時計の駆動部分を外すために針と中央のねじを外した後、文字盤の下にねじ等が隠れている可能性があるので、まず文字を外した。
2 文字盤を外したところ、駆動部分を留めているねじ等はなかった。
3 駆動部分と文字盤ケースの間にへらを差し込んで抉たところ、駆動部分は両面テープで留められていた。
4 駆動部分のケースを開けたところ乾電池からの液もれにより基板が腐食していたので、ウェットティッシュ等で清掃した。
5 歯車を外すためには、針の位置を検出するセンサー(赤丸)を取り外す必要があった。
6 電波受信部への配線を外して液もれで腐食した基板を補修(赤丸)した後、電池を接続して水晶発振子の発振波形がサイン波であることをオシロスコープで確認した。
7 基板のパターンで構成されていた押しボタンスイッチを外付け(青丸)として動作確認したが動作不安定であった。電波受信部への配線(赤丸)が経年劣化しているようであった。
8 電波受信部への配線を手持ちの平型ケーブルと交換した。なお、外付けのスイッチ(青丸)は基板のパターンが剥がれる等して基板の劣化によるさらなる接続に不安があったこと、スイッチがなくても電波時計として自動で時刻合わせができれば時計としての利用には支障がないと判断して、スイッチの追加を断念した。
9 針の位置を検出する部分(黄丸)への配線も経年劣化していたため、単線のビニールケーブルと交換した。
10 時計を組み直して動作確認したところ、最初は電波時計として自動で時刻が合って動いたが、3時間くらいすると止まってしまった。水晶発振子の発振をオシロスコープで確認したところ、波形が不正であった。
11 水晶発振子(時計用32.768kHz)を手持ちのものと交換して、波形がきれいなサイン波となっていることを確認した。
12 時計を組み上げ直して動作させ、1週間以上正確な時刻を表示していることが確認できたので、修理を完了した。
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