2026年2月19日 (木)

おもちゃの修理記録(130:番外編)ラジカセ

【不具合症状】
音が小さい。

【依頼症状の確認】
ボリュームを上げても小さい音しか聞こえなかった。ボリュームの不良が想定された。
Dscn8947

【修理方法】
1 音量ボリュームは平型であった。
Dscn8948

2 ケースを開けてボリューム(赤丸)の抵抗値の変化をテスターで測定したところ、端子の中央と左右で変化するはずが、変化が見られなかった。
Dscn8950

3 ボリュームを取り外して再度テスターで確認したが、抵抗値の変化がなかった。20kΩ(2×10^3)の可変抵抗器であった。
Dscn8952

4 同型のボリュームは手元になかったため、半固定抵抗器を代替品として取り付けた。
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Dscn8958

5 音は出るようになったが、音量調節には小型ドライバーが必要な状態となった。
Dscn8959

6 秋葉原の部品店で値が異なり少し小さいが使えそうなボリュームを入手する機会があった。
Dscn9099

7 入手できたボリュームは2連仕様で、端子の配列が元々の物と異なるため、一部の端子は配線を引き回した。
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8 ボリュームつまみの出ている部分が少なめであるが、操作可能な状態にできたので、修理を完了した。
Dscn9105

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2026年1月31日 (土)

ミッション∞インフィニティ|宇宙+量子+芸術 ー 東京都現代美術館 ー

縁あってご招待いただき、東京都現代美術館で本日(2026年1月31日)から5月6日まで開催される企画展「ミッション∞インフィニティ|宇宙+量子+芸術」の内覧会へ開催日前日(1月30日)に行ってきました。2014年の「ミッション[宇宙×芸術]」展から12年ほど経過し、今回は宇宙だけではなく量子も対象にした内容となっていました。

ミッション∞インフィニティ|宇宙+量子+芸術

衛星関連では2014年の2つのARTSAT「INVADER」と「DESPATCH」に関して、EM衛星の展示など1部屋一杯の展示となっていました。その中で「DESPATCH」を受信したアマチュア局のコールサインが、展示作品の一部となっていました。
美術館の地下2階にあるレストランは美味しいメニューとゆったりとした空間で、とても居心地がよかったです。
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2025年12月18日 (木)

おもちゃの修理記録(124:番外編)電波掛け時計

おもちゃではないので、番外編で掲載します。

【不具合症状】
電池が液もれして動かなくなった。
Dscn8636

【依頼症状の確認】
電池ボックスとケースの隙間に液もれの跡が見られた。

【修理方法】
1 時計の駆動部分を外すために針と中央のねじを外した後、文字盤の下にねじ等が隠れている可能性があるので、まず文字を外した。
Dscn8640

2 文字盤を外したところ、駆動部分を留めているねじ等はなかった。
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3 駆動部分と文字盤ケースの間にへらを差し込んで抉たところ、駆動部分は両面テープで留められていた。
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4 駆動部分のケースを開けたところ乾電池からの液もれにより基板が腐食していたので、ウェットティッシュ等で清掃した。
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5 歯車を外すためには、針の位置を検出するセンサー(赤丸)を取り外す必要があった。
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6 電波受信部への配線を外して液もれで腐食した基板を補修(赤丸)した後、電池を接続して水晶発振子の発振波形がサイン波であることをオシロスコープで確認した。
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7 基板のパターンで構成されていた押しボタンスイッチを外付け(青丸)として動作確認したが動作不安定であった。電波受信部への配線(赤丸)が経年劣化しているようであった。
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8 電波受信部への配線を手持ちの平型ケーブルと交換した。なお、外付けのスイッチ(青丸)は基板のパターンが剥がれる等して基板の劣化によるさらなる接続に不安があったこと、スイッチがなくても電波時計として自動で時刻合わせができれば時計としての利用には支障がないと判断して、スイッチの追加を断念した。
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9 針の位置を検出する部分(黄丸)への配線も経年劣化していたため、単線のビニールケーブルと交換した。
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10 時計を組み直して動作確認したところ、最初は電波時計として自動で時刻が合って動いたが、3時間くらいすると止まってしまった。水晶発振子の発振をオシロスコープで確認したところ、波形が不正であった。
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11 水晶発振子(時計用32.768kHz)を手持ちのものと交換して、波形がきれいなサイン波となっていることを確認した。
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12 時計を組み上げ直して動作させ、1週間以上正確な時刻を表示していることが確認できたので、修理を完了した。
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2025年11月 2日 (日)

BOTANの画像作成(Linuxのコマンドのみでの処理)

SatNOGSからダウンロードしたcsvデータで画像作成について、何人かの方が試行錯誤されています。
そこで私は、WindowsにLinux環境をインストールするWSLという機能を使用してWindowsパソコンにUbuntuの環境を構築して、Linuxにすでに組み込まれているコマンドで出来ないかを試みたところ、特定の1日(2025-10-29)のデータを抽出することで、次の画像を得ることが出来ました。(この前にLinuxパソコンでも途中まで試しましたが、Windowsパソコンに環境を作成できたので、そちらでの作業に移行しました。)

前提条件:画像番号「DC」、データ日付「2025-10-29」、ダウンロードしたファイル名「PHOX-2063-1951-4466-3756-3743-20251101T082921Z-week.csv」、出力する画像ファイル名称「BOTAN_20251101DC_20251029.jpg」

作成したシェル・スクリプト(BOTAN_DC_20251029.sh):
grep 03F042CCFFDC PHOX-2063-1951-4466-3756-3743-20251101T082921Z-week.csv | grep 2025-10-29 | cut --delimiter "|" --fields 2 | sort | uniq | cut --characters=45-166 | xxd -r -p > BOTAN_20251101DC_20251029.jpg

出来上がった画像:
Botan_20251101dc_20251029

上記スクリプトの画像番号、ファイル名等に該当する部分を修正すれば、他の画像番号、ファイル、日付での処理できると思います。複数の日付のデータを使いたい場合は、一工夫必要となります。

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2024年5月26日 (日)

おもちゃの修理(番外編)CDラジカセ

おもちゃではないのですが、番外編で紹介します。

【不具合症状】
CDを認識しない。

【依頼症状の確認】
クリーニング用CDを掛けたところ、クリーニング用CDの全曲数は表示されたが、再生はできなかった。

【修理方法】
1 認識しないCDを入れた時に動作音を注意深く聞いていると、モーターの回転が安定していない様子であった。
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2 CDを入れる部分を確認したが、きれいな状態であった。
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3 裏面のねじを外して中を開けると、CDドライブ部分は一番奥にあり、大きな基盤を外す必要があった。
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4 基板の取付ねじのほか、コネクタを外してCDドライブが見える状態になった。基板とCDドライブは薄いリボンケーブルで接続されていたので、折り曲げたりしないよう細心の注意を払って取り外した。CDドライブのねじ4本(赤丸)を外して、CDドライブを取り出した。
Dscn5479

5 何度も基板を戻しての動作確認は困難と考え、動作不良に関係すると思われる部分の処置を次のとおり行った。(1) CD入れ口の蓋のセンサースイッチの接点の洗浄、(2) CDドライブの埃の除去、(3)CDを回転させるモーターへの注油、(4)レーザー光検出感度調整の半固定抵抗の接触不良への対応

6 CD入れ口蓋のセンサースイッチ(赤丸)は接点がむき出しなので、目の細かい紙やすりで磨いた。
Dscn5480

7 CDドライブの埃の除去は掃除機を使用した。また、モーターへの注油は、CRCを直接ではなく、不要な紙等に吹き付けてチューブに付いた雫をこすりつけて、ほんの少量が付くようにした。
Dscn5481

8 レーザー光検出感度調整用の半固定抵抗と思われる部品(赤丸)がドライブ下部に付いていたので、小さいドライバーで接触が回復するように動くか動かないか程度に当てるにとどめた。
Dscn5482

9 以上の対応後に、CDドライブと基板の取付と配線の復旧を行った。本体上面から長い棒が基板に取り付けられている押しボタンスイッチを押すようになっていた部分の取付が難しく、ピンセットで何度も位置を直したりして何とか組み戻した。組み上げて動作確認したところ、CDの認識と再生ができたので、修理を完了した。
Dscn5484

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2024年4月28日 (日)

KASHIWA CW DATA Analysis

4月25日にKASHIWAのCWテレメトリをデータの項目ごとに分ける表をエクセルで作成しましたが、JA9PEL/JR6からコメントいただきましたので、少し修正したので、修正版を掲載します。

ダウンロード - 20240422_cw_format_v1_01.xls

CW_DATAの項にデータがない場合は、解析の部分が空白になるようにしました。

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2024年4月25日 (木)

KASHIWA CW DATA

一昨日まで3日間KASHIWAを受信して取得したCWを解析するため、エクセルでデータを仕分けする表を作成しました。
CWから得られるデータ項目はKASHIWAのプロジェクトのページのDocumentのページ:
https://sites.google.com/view/gardens-02/english_ver/document/transmission-format?authuser=0
に掲載されていますが、各項目の単位や意味は説明がありません。
とりあえず、この説明に則って各データ項目を10進数の数値化に変換する表を作成しました。
20240425_kashiwa_cw
私が受信したCWを記載した上記表(エクセル)を次に掲載します。なお、エクセルの表には16進数を変換する途中計算の部分が含まれています。

ダウンロード - 20240422_cw_format.xls

表を作った後、各項目の意味を考えてみました。

CWは全部で64ビットから構成され、最初の24ビット(3バイト)はバッテリー(BATT)の電圧(V)、電流(I)、温度(T)と思われます。
24から31ビット目の8ビット(1バイト)は、何か(BPB)の温度(T)、32から39ビット目の8ビット(1バイト)は全体(RAW)の電流(I)でしょうか。
40から47ビット目は、5V電源供給(5V0)、アンテナ展開(DEPANT)、搭載PICマイコンの動作(COMPIC)、x+、Y+、Y-、Z-、Z+面の太陽電池の発電状況について、1が動作中、0が動作停止中を示すように思われます。
48ビット目は予備ビット(RESERVE)、49から52ビット目は予備(RESERVE)のコマンドカウンタ(CMD COUNTER)、53から55ビット目はGMSKによりアップリンクされたコマンドの数(GMSK CMD COUNTER)のように見えます。
56から57ビット目は動作停止(KILL)の回数、58ビット目は動作停止スイッチ(KILL SW)の状態、59ビット目は何かの機能(BOSS)の状態、60から63ビット目はミッション(MIS)の終了、失敗、遂行中、待機中を示すのでしょうか。

名称から類推した内容なので、プロジェクトチームからの情報提供をお願いしたいところです。

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2024年4月23日 (火)

KASHIWA 2024/04/23 10:10JST CW Packet

一昨日に続いて、KASHIWA衛星の受信を試みました。前回はパスの最後にパケット音らしきものが聞こえたので、今回は同時にCW聴取とパケットデコードができて、さらに両方とも録音ができる準備をして受信に臨みました。

CWは次のとおり、受信できました。
10:11:15JST _1YMX __D7C66D10_0701
10:13:04JST KASHIWA JS1YMX A485C66C0EE10701
10:15:38JST KASHIWA JS1YMX A485C56A0EE10701

パケットもDirewolfを4800bpsG3RUHでデコードできるよう設定しておいたところ、バイナリで次のようにデコードできました。
[2024/04/23 10:14:59R] C0 10 4A 47 36 59 42 57 30 4A 47 36 59 4D 58 30 3E F0 AA 03 4B 00 69 69 69 69 69 69 69 69 69 AA C0

4A 47 36 59 42 57->JG6YBW、4A 47 36 59 4D 58->JG6YMXとなるので、KASHIWAのデータであることが確認できます。

デコードしたDirewolfの状態は次のとおりです。
Screenshot-from-20240423-102218

上記パケット音部分を下記に掲載します。

ダウンロード - kashiwa_20240423_101457_101500jst_ft847_mono_if28packet29.wav

 






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2024年4月21日 (日)

KASHIWA 2024/04/21 11:52JST CW

千葉工業大学のCubeSat(KASHIWA)が4月11日にISSから放出されてから、しばらくCWなどのビーコンが聞こえないという情報がjamsat-bbなどで流れていました。
昨日12日に海外の局が巨大アンテナを駆使して受信を試みたところ、CWとパケットを受信できたとの報告があり、それ以降、各局からの受信報告が聞かれるようになりました。
私も4月14日に一度受信を試みたのですが、アンテナなどの設備が乏しいので、それ以降は受信していなかったのですが、昨日からの受信報告を見て、本日21日の午前中11:52-12:04JSTに再度受信に挑戦しました。
受信周波数は437.375MHz+-ドップラーシフトで、アンテナ手動追尾でじっと聞いていると、11:54JST少し過ぎた時に突然モールス信号が聞こえ始め、1分弱続いて聞こえなくなりました。その後、パスの間に、2分おきにモールス信号が聞こえました。
受信した内容は次のとおりです。時刻はモールス信号開始時刻です。(録音データから推定)

11:54:29JST KASHIWA JS1Y__ A485C_A0EE100001
11:56:22JST _ASHIWA JS1YMX A486C56A10E10001
11:58:14JST KASHIWA JS1YMX A48_C5600EE00001
12:00:08JST KAS__WA JS1___ A485C5__0EE00001

録音ファイルを下記に掲載します。

ダウンロード - kashiwa_cw_20240421_115429_115457jst.wav

ダウンロード - kashiwa_cw_20240421_115622_115650jst.wav

ダウンロード - kashiwa_cw_20240421_115814_115843jst.wav

ダウンロード - kashiwa_cw_20240421_120007_120036jst.wav

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2024年1月20日 (土)

SLIM & LEV1

SLIM&LEV1の月面着陸は成功のようですが、太陽電池の発電に障害があるようです。何らかの方法で障害が解消されることを願っています。

さて、昨日2024年1月19日午後9時42分のSLIMとLEV1のX(旧Twitter)公式アカウント(@lev1_rover_slim)から、CWを受信しているとの情報があったので、私も衛星用の設備で何か受信できないか挑戦してみました。
Xの情報は437.41MHzとなっていたのですが、私が昨年情報を得ていたのはCWが437.31MHzでしたので、PCで録音しながらその周波数近辺を手動で探ってみました。
その結果、22:20JST頃にCWが少しだけ聞こえました。果たしてSLIM又はLEV1のものかは不確実ですが、アンテナ(15エレ八木宇田アンテナ)を月(ほぼ天頂)に向けての受信でしたので、自分ではもしかするとそうかなと思っています。
ほんの7〜8秒程度で2回ですが、録音(wav)ファイルをここに掲載して紹介します。ファイル名は録音日時(日本時間)を表します。リンク先をクリックして一旦PCに保存後に、保存先のwavファイルを再生して聞くことができると思います。

ダウンロード - slim_20240119_221952_222000_437_311mhz_cw_mono.wav

ダウンロード - slim_20240119_222012_222021_437_311mhz_cw_mono.wav

 

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